「名詞 + by + 名詞」
「名詞 + by + 名詞」の使い方。
byの前後の2つの名詞は全く同じ。その前には限定詞は一切使われない。その意味を重ねて強調するような使い方が基本。
「名詞 + after + 名詞」が主語、目的語、副詞として使用できるのとは異なり、「名詞 + by + 名詞」のような構文は文の中で主に副詞として使用されている。
「Day by day — 日に日に/bit by bit — 少しずつ」など「意味を重ねて強調」以外にもっと柔軟に使われる場合がある。
主な意味と構文
基本
彼女の体は日に日に弱っている。
橋は一部一部取り壊された。
彼らは次々と山の斜面から滑り落ちた。
彼女は飛行機の模型を少しずつ組み立てた。
私たちは少しずつその険しい山に登った。
彼女は少しずつ自身の新しい家族に慣れてきた。
学ぶべきことがたくさんあるので、彼らは一歩一歩こなしていく。
柔軟に使われる
1週間ごとにリアムはもっと丈夫になった。
年を重ねるにつれて、私たちのお互いへの愛はますます強くなってきた。
警察はその事件の経緯を徐々に把握している。
組み合わせた語によって意味が決定する
子供たちは三人ずつ入ってきた。
「day by day」と「day after day」の違い
どちらも「一日一日」などの意味を表す。
- 「day by day」は絶え間ない過程を指し、徐々に変化していることを強調。
- 「day after day」は繰り返し起こる行為を示し、持続時間の長さを強調。
- day by dayは文の中で通常副詞として使用。
- day after dayは副詞として使われるほか、主語や目的語としても使われる。
状況は日に日に悪化している。
彼女はますます自身の仕事を知ってきた。
一日一日が過ぎて、ずっとニュースがない。
来る日も来る日も、リアムは無駄に彼女の電話を待っていた。
「year by year」と「year after year」も違いがある
毎年いつも同じ。
状況は年々悪化している。
慣用句を作る基本的な組み合わせ
慣用句を作る「名詞 + by + 名詞」
特殊な慣用句で「意味を重ねて強調」のように考えられない。
「side by side」
「並ぶ」「肩を並べる」
老若男女が並んで行進した。
私たちは3枚の絵を並べて掛けている。
並べて比較してみよう。
生徒たちは卒業写真のために並んで立っていた。
「肩を並べる」「支え合う」
彼らはこの論争であなたと並んで立っている。
「並行して動作する」「無事である」
異なる伝統が調和して共存している。
3つのコミュニティが共存し幸せに暮らしている。
「名詞 + after + 名詞」
「名詞 + after + 名詞」の使い方
afterの前後の2つの名詞は全く同じ。その前には限定詞は一切使われない。その意味を重ねて繰り返すような使い方が基本。だが、具体的な文脈によって意味の変化に合わせる。
主な意味と構文
基本
雨は一日また一日と降り続いている。
干ばつは何週間も続いた。
ここ数年、価格は上昇し続けている。
店の店員は何度も何度も子供たちが盗むるのを捕まえていた。
柔軟に使われる
これらの使い方の説明に従うと毎回最適な効果が得られる。
「名詞 + after + 名詞」の構文機能
主語として使用
何度も何度も飛行機が上空をかすめた。
来る日も来る日も、嬉しい知らせは届かない。
りんごの木が一列に延々と続いている。
鬱積した感情がもくもくと波のように湧き出てくる。
講演者は次々と教壇に上がってこの政策を非難した。
「名詞 + after + 名詞」を主語とする場合の述語動詞は単数
アリは一匹ずつ穴を出た。
所有者を批判する投稿が次々とあった。
延焼し、トラックが次々と炎上した。
「名詞 + after + 名詞 + of + 複数名詞」に使用する場合の述語動詞は複数
地平線の山々が幾重にも重なっている。
棚にはワインボトルがずらりと並んでいる。
目的語として使用
リアムは1発1発発射した。
私たちは次々と増援された部隊に遭遇した。
エマは横になっていても長い間眠れなかった。
次々と連合軍の飛行機がこの町を襲った。
彼女は退屈な統計のページを次々とめくっていた。
私たちはドキュメンタリーが完了するまで画面をつづり合わせた。
彼らはこの問題を議論するために何度も会議を開いた。
副詞として使用
私たちは何度もあなたにそんなことをしないように言った。
彼は毎日同じ仕事をするのが嫌いだ。
私たちは毎週、毎月同じことをしていると感じた。
野獣の鳴き態で彼女は毎晩眠れない。
彼女は20歳のときから、毎日、毎週、毎年、同じオフィスで働いている。