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可算・不可算名詞の基本 — 「’s」所有格と「of」所有格の使い分けと二重所有格

名詞

名詞の可算性

➖✔➖


名詞はその可算性によって可算名詞と不可算名詞に分けることができる。

  • 可算名詞 — 単数形・複数形がある。名詞の前に不定冠詞や数詞を使用することができる。
  • 不可算名詞 — 通常、複数形はない。名詞の前に不定冠詞や数詞を使用してはならない。

定冠詞(the)は可算名詞・不可算名詞の両方使える。
単数と複数同形の名詞や単純に「s」が付くわけではない不規則な複数形の名詞がある。

単数と複数同形の名詞
単語 意味
sheep ヒツジ
fish
deer 鹿
Japanese 日本人
Chinese 中国人
American アメリカ人
Swiss スイス人
aircraft 飛行機
means 手段・方法
series シリーズ
head (牛など)頭数
works 工場
  • fish — 種類を表す場合、fishesのような複数形を用いる。
  • head — 家畜の「頭数」ではなく「人の頭」や「人数」を表す場合、headsのような複数形を用いる。
不規則な複数形の名詞
単語 意味
man/men
woman/women
child/children 子供
tooth/teeth
foot/feet
goose/geese ガチョウ
mouse/mice ネズミ
ox/oxen 雄牛

2種類の名詞の主な特徴は次の2つ。

可算名詞の特徴

➖✔➖


単数形・複数形がある。
名詞の前に直接不定冠詞や数詞を使用することができる。

不定冠詞や数詞
these those few
a few many a 「good/great」 many
a 「great/good」 number of

などの修飾を受けることができる。

There are six rooms in the apartment.
アパートには6部屋ある。



There were many things to be done.
やることがたくさんある。



A large number of students are American.
多くの学生はアメリカ人。



不可算名詞の特徴

➖✔➖

通常、複数形はない。
名詞の前に不定冠詞や数詞を直接使用してはならない。

数量詞・不定代名詞
(a)little much a great deal
a lot of plenty of a large amount of
a large quantity of some any

などの修飾が可能。

数量を表す時は前に直接数詞をつけることは出来ず

  • 「a piece of/a quantity of」のような数量詞
  • 「many/much」のような不定代名詞

を使う必要がある。

Knowledge is power.
知識は力なり。



We haven’t much furniture.
私たちは家具をあまり持っていない。



She lost a great quantity of blood.
彼女は大量に失血した。



不可算名詞と可算名詞の変換

➖✔➖

不可算名詞の中には特殊な場合には数えることができる名詞(可算名詞として使用)がある。

主に3つあり

  • 一部の物質名詞が異なる種類を表す
  • 抽象名詞が具体的な物事を表す
  • 動詞から変化した一部の名詞

がある。

一部の物質名詞が異なる種類を表す

➖✔➖

「一杯/缶/瓶」などの数量の意味を表す — 可算名詞として使用することができる。

It was a special milk tea.
これは特製ミルクティー。



He brought us two coffees.
彼は私たちにコーヒーを2杯持ってきてくれた。



抽象名詞が具体的な物事を表す

➖✔➖


可算名詞として使用できるものもある。

The party was a great success.
パーティーは大成功だった。



Would they do us a kindness if we participate in that club?
もし私たちがそのクラブに参加したら、彼らは親切にしてくれるだろうか?



動詞から変化した一部の名詞

➖✔➖


「1つの場所/配置/区切り/事象」を表す — 不定冠詞で修飾できるものがある(通常は形容詞やof句で修飾される)。

A heavy rain was falling.
激しい雨が降っている。



We’d better go and have a wash now.
私たちは今からお風呂に入る。



名詞の所有格

➖✔➖

名詞の所有格は所属関係を表す。

  • 「’s」の所有格
  • 「of」の所有格

の2つの形式に分けられる。

「’s」所有格の構成方法

➖✔➖

  • 語尾に「s」を持たない単数名詞および複数名詞 — その後に「’s」を加える。
  • 語尾に「s」を持つ複数名詞 — アポストロフィ「’」のみを加える。

Liam’s parents — リアムの両親
women’s club — 女子部
the teachers’office — 教員室

andで連結された並列名詞の所有格は2つに分けられる。

  • それぞれの所有関係を表す — 並列名詞の後にそれぞれ「’s」を付ける
  • 共通するすべての関係を表す — 最後の名詞の後にのみ「’s」を付ける

Liam’s and Noah’s rooms — リアムとノア(それぞれ)の部屋
Liam and Noah’s room — リアムとノア(共同)の部屋

「’s」所有格の使い方

➖✔➖


「’s」所有格は通常、生物に使用。だが

  • 時間や距離を表す名詞の後
  • 国、都市、組織、機構などを表す名詞の後

など無生物にも使用することがある。

Where’re today’s papers?
今日の新聞はどこ?



What’s their government’s policy?
彼らの政府の政策は何?



It is the country’s biggest rich city.
この国最大の裕福な都市。



「of」所有格

➖✔➖


名詞の後に「of句」を使用してすべての関係を表すことを指す。

  • 生物
  • 無生物

両方に用いることができる。

They all like the son of Mr Liam.
彼らはリアムさんの息子が好き。



We’ll never forget the beauty of the lake.
私たちは永遠にその湖の美しさを忘れない。



「of」所有格は「’s」所有格と入れ替えられることがある。

That man’s performance is interesting. == The performance of that man is very interesting.
あの人の演技は面白い。



二重所有格

➖✔➖


二重所有格とは

  • 「’s」所有格
  • 「of」所有格

の両方を同時に使用すること。

a friend of our father’s — 私たちの父の友人
a photo of Mr Liam’s — リアムさんの写真

二重所有格に修飾された名詞の前に指示代名詞がある — 通常は特定の感情的な色(賞賛、不満、嫌悪など)を持つ。

That little daughter of our cousin’s is really lovely.
私たちのいとこの小さな娘は本当にかわいい。(賞賛の意)



That daughter of our cousin’s is constantly complaining.
私たちのいとこの娘はいつも不平を言っている。(嫌悪感を示す)



また、二重所有格を使うかどうかで意味が変わることもある。

a photo of Mr Liam’s — リアム氏が所蔵する1枚の写真
a photo of Mr Liam — リアムさんの写真

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