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「可算名詞と不可算名詞の誤用・単数複数・祝日の名称」名詞を使った4種類のよくしてしまう間違い

名詞

文脈を無視して間違った数の名詞を使う

➖✔➖


日本語の名詞には通常単数と複数の区別がない。
名詞を使う際によく単数と複数の正確な使用を無視する。

例えば「私たちは鼻で嗅ぐ」を英語で言うと

We smell with our nose.
noseは単数で、複数を使うことはできない。人には鼻が一つしかないから。

しかし、日本語の「私たちは耳で聞く」を表すには、
We listen with our ears.
earsは複数を使用しなければならず、単数を使用することはできない。人には2つの耳があるから。

可算名詞と不可算名詞を混用する

➖✔➖


一部の名詞は日本語では計算できるが、英語では計算できない。

日本語では「パン」と言える。
英語ではa breadとは言えず、a piece of breadと言う。

また、日本語では「一つの提案」と言える。
英語ではan adviceではなく、a piece of adviceと言う。

➖✔➖


英語の可算名詞の中には他の不可算名詞と似ているものもあり、混同されやすいものもある。

paperが「紙」を表す場合 — 不可算。「紙1枚」を表すにはa piece of paper。
その影響で

  • a piece of newspaper(新聞1枚)
  • a piece of stamp(切手1枚)

などを誤用しやすい。

しかしnewspaperとstampは可算名詞であり、不定冠詞や数詞を共に使用することができる。
「a newspaper(新聞1枚)/a stamp(切手1枚)」など。

可算名詞と不可算名詞の修飾語の誤用

➖✔➖


名詞はその計算可能性によって可算名詞と不可算名詞に分けられる。
可算名詞と不可算名詞にはそれぞれ特定の修飾語がある。

特に注意しなければならないのは「little/a little/few/a few」のいくつかの言葉。

a littleという慣用句には2つの異なる使い方があり、その対応する修飾語にも違いがあるということ。
「少ない」を表すときは不可算名詞だけを修飾する。

We have a little money.
私たちにはまだ少しお金がある。



We hope he can give us a little help.
彼が私たちを少しでも助けてくれることを願っている。



しかし「小」を表す場合は可算名詞を修飾しなければならない。

It’s a little present for you.
これはあなたへの小さな贈り物。



We’d like to have a little house of our own.
私たちは自身の小さな家を持ちたい。



祝日の名称の中の所有格を間違える

「Teachers’Day/Children’s Day/Women’s Day」などの祝日名

所有格で使用される名詞は習慣的に複数を用いる。

I celebrate Women’s Day on March 8th.
私は3月8日に女性の日を祝う。



In Japan ,October the 5th is Teachers’ Day.
日本では10月5日は教師の日。



We will give him a model plane on Children’s Day.
私たちは子供の日に飛行機の模型をあげた。



「Father’s Day/Mother’s Day/Valentine’s Day」などの祝日名

所有格で使用される名詞は習慣的に単数を用いる。
原則として人には通常、父親・母親・恋人は1人しかいないから。

the day after tomorrow is Valentine’s Day.
あさってはバレンタインデー。



Father’s Day falls on the third Sunday in June.
父の日は6月の第3日曜日。



The children gave handmade gifts to their mother on Mother’s Day.
母の日に子どもたちが手作りのプレゼントを贈った。



peopleの単数複数

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peopleは「人」「人々」を表すとき — 形式的には「単数形だけを使う」が、常に「複数の意味」を表す。

Young people like surfing the Internet.
若者はインターネットが好きだ。



「一人」を表すときは「one people」を使用することはできない。

状況に応じて
「one person/one man/one woman/one boy」などを使用することができる。

we’re either just going to be simply one person or alone.
私たちはただの一人の人になるか、孤独になるかのどちらか。



One boy and one girl will be selected to give them a new computer.
男の子と女の子が 1 人ずつ選ばれ、新しいコンピューターが与えられる。



しかしpeopleは「民族」を表すときは可算名詞。
その前に不定冠詞を用いてもよいし複数形を用いてもよい。

比較:

How many peoples live in Europe?
ヨーロッパにはいくつの民族がいるの?



How many people live in the room?
この部屋には何人住んでいるの?



policeの意味

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policeは「警察」の総称を表す。「警察」「警察当局」の意味を含む。

その前には通常the(省略することもある)が用いられる。
形式的には「単数形を使う」が「複数の意味」を表す。

主語として使用する場合、述語は複数を使用する。

The police believe her to be dangerous.
警察は彼女を危険人物だと思っている。



「警察官」を表すときはpoliceを使えない。つまり「a/one」 policeとは言えない。
状況に応じて「a policeman/a policewoman」を使うべき。

Her father used to be a policeman and he was so gentle .
彼女の父親は元警察官でとても優しい人だった。



ただし、複数の警察官を表す場合には使用できる。

There were over 70 police on duty.
70人以上の警察官が当直している。



hairとhairsを混同

➖✔➖


hairは「髪」の総称を表す。
集合名詞であり数えられない。「lots of hair、few strands of hair」などを使う。

Most people have lots of hair on their heads.
多くの人は頭に髪の毛がたくさんある。



few strands of our hairs fell off our head.
私たちの頭から髪の毛が数本落ちた。



しかし「一本の髪の毛」を表すときは普通名詞。数えることができる。「a hair/a strand of hair」など。

Look at this,a hair in my soup.
ほら、私のスープに髪の毛が入っている。



hairsは複数形のみ。通常「数本の髪の毛」を意味。
複数形にする場合 — 体毛、動物や昆虫の毛など人間の頭の髪以外で使うことが多い。

The hairs on our arm are standing up.
腕の毛が立ち上がっている。




a few dog hairs on the floor.

There are a few dog hairs on pillow of our bedroom.
寝室の枕に犬の毛が数本落ちている。



通常はhairsではなく、大抵の場合hairを使用する。

比較:

Liam has grey hair.
リアムは白髪だらけだ。



Liam has grey hairs.
リアムは少し白髪になった。



funを可算名詞と間違える

funは「面白いこと」「娯楽」「冗談」などを表す。
不可算名詞で数えられず不定冠詞も複数形も使えない。

✖:It’s a great fun to drive a car.
○:It’s great fun to drive a car.
車を運転するのはとても楽しい。

tearとnewspaperの可算性を間違える

➖✔➖


「涙」は「涙」であり「水」は不可算名詞。涙も数えられないはずだと思ってしまいがち。

しかし実際にはtear(涙)は可算名詞。

A tear rolled down her cheek.
一滴の涙が彼女の頬を伝って流れ落ちた。



To our surprise,Emma burst into tears.
私たちを驚かせたのはエマが泣き出したことだ。



同様にnews(メッセージ)もpaper(紙)も不可算名詞。
newspaper(新聞)も数えられないはずだと思ってしまう。

しかし実際にはnewspaper(新聞)も可算名詞。

Will you get us a newspaper when you’re out?
出かけたついでに新聞を持ってきてくれない?



The duties of a postman are to deliver letters and newspapers.
郵便配達人の任務は手紙と新聞を配達すること。



fishとchickenの異なる使い方

➖✔➖

fishは「魚」を表すときは可算名詞。
chickenはニワトリだけでなく「ひよこ」を表すときも可算名詞。

このとき

  • fishの複数形 — fish。形式的には「単数形を使う」が「複数の意味」を表す。
  • chickenの複数形 — chickens

である。

They caught several fish.
彼らは何匹かの魚を捕まえた。



She is feeding the chickens.
彼女はひよこに餌をやっている。



しかし、fishとchickenがそれぞれ「魚肉」と「鶏肉」を表す場合、不可算名詞となる。

Do they like fried chicken?
彼らはフライドチキンが好き?



Will they have a little more fish?
彼らはもう少し魚を食べないかな?



clothesとclothingの単数複数

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どちらも衣服の総称を表すことができる。

  • clothes — 単数形のない複数名詞(常に複数)
  • clothing — 複数形のない単数名詞(常に不可算名詞)

である。

The clothes were frozen on the clothesline.
洗濯物が物干しざおに凍りついた。



Loose clothing gives us greater freedom of movement.
ゆったりした服を着るとより自由に動きやすい。



具体性を比較すると、

  • clothesの意味 — 比較的に具体的
  • clothingの意味 — 比較的に抽象的

である。

We changed our clothes.
私たちは服を着替えた。



Their clothing protects them against the cold.
彼らの服は寒さを防ぐことができる。



微妙な違いを考慮しなければ両者は常に交換できる。

She spent a lot of money on 「clothes/clothing」 .
彼女は服を買うのにたくさんの金を使った。



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