まずは「another/others/the other(s)」の違いとポイントを表でまとめる。
単数 | 複数 | |
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特定 | the other(残り一つ) | the others(残り全部) |
不特定 | another(他のもう一つ)・one(最初に一つ選ぶ) | others(他のいくつ) |
単数 | 複数 | |
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特定 | the other — 複数の中からいくつか選んだ後、最後に一つ選ぶ(残りはない) | the others — 複数の中からいくつか選んだ後、最後に複数ある残り全てを選ぶ(残りはない) |
単数 | 複数 | |
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不特定 |
one — 複数の中から最初に一つ不特定に選ぶ another — 複数の中から何か選んだ後、さらにもう一つ選ぶ(残りはある) |
others — 複数の中からいくつか選んだ後、さらに複数選ぶ(残りはある) |
代名詞と形容詞の両方(単数) | one | another | the other |
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代名詞のみ(複数) | others | the others | |
形容詞のみ | other |
と
- 単数は「代名詞と形容詞の両方」
- 複数は「代名詞のみ」
の使い方がある。
otherは「形容詞のみ」で不定代名詞ではない。ので、今回は扱っていない。
ケーキは2種類ある。1つはイチゴで、もう1つはマロン。
ケーキは3種類ある。1つはイチゴ、もう1つはチョコレート、もう1つはマロン。(残りはない)
ケーキは5種類ある。1つはイチゴ、もう1つはチョコレート、その他はマロン。(残りはない)
ケーキがたくさんある。1つはイチゴ、いくつかはチョコレート、そしてその他にマロン。(残りはある)
「another」または「another+単数可算名詞」
「another」または「another+単数可算名詞」 — 基本的に「別の、別の(プラス)1つ、同様の」を意味。
複数形は「others」または「other+複数名詞」 — 基本的に「他人・他のもの」を意味する。
また、some~others~(~もいれば~もいる)の組み合わせもある。
私たちはこれが好きではない。別のものを見せて。
彼女はまたビールを1杯飲んだ。
彼女は喜んで人を助ける。
エマは他人のお金を使うのが好き。
本を読んでいる子供もいれば、ラジオを聴いている子供もいる。
「the other」または「the other+単数可算名詞」
「the other」または「the other+単数可算名詞」 — 特に「両者のうちのもう1つを指す」。one~the other~(1つ~もう1つ~)の組み合わせがよくある。
複数形「the others」または「the other+複数名詞」 — 特定の人や物の中で一部を除いた後「残りの人や物」を指す。
もう片方の手ではなく、この手で握ってね。
彼女はペンを2本持っていて、1本は赤で、もう1本は青。
エマはここにいる。残りの全員はどこへ行った?
日本人客4名のうち1名は愛知県出身、残りの3名は大阪府出身。
「another+基数語(fewを含む)+複数名詞」
「another」 — 「another+基数語(fewを含む)+複数名詞」に用いられる。「基数(someを含む)+other+複数名詞」に相当する。
彼女はここにあと3日滞在する。
「else」
「else」 — 複合不定代名詞または疑問詞の後に置くことができる。所有格は「else’s」。
このイベントで他に何か欲しいものはあるの?
部屋には他に誰がいるの?
「the rest」
「the rest」 — 可算名詞の代わりにも不可算名詞の代わりにもなる。
「another/others/the other(s)」 — 可算名詞の代わりにしかならない。
残りのフルーツジュースはすべて変質した。
リアムはアメリカ人で、残りのメンバーは日本人。