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連結動詞(be/become/seem/appear/get/grow/come) — 主語と繋いで「状態・性質」を説明。「turn」は予期せぬ変化を表すことが多い

基本

連結動詞の基本な使い方

➖✔➖


連結動詞は不完全な述語関係を表す動詞。
主語の「状態・性質」を連結動詞で繋ぎ説明する。次の様な単語とともに述語を構成する。

よく見られる連結動詞には

be(ある) become(なる) get(なる)
remain(それとも) seem(そうらしい) look(見た目)
feel(感じ)

などがある。

連結動詞の後の述語は通常「名詞と形容詞」。

「代名詞・数詞・副詞・前置詞句・不定詞・動名詞・従属節」などを使うこともある。

Her English is excellent.
彼女は英語が上手だ。(形容詞)



She is a famous poet.
彼女は有名な詩人だ。(名詞)



Money isn’t everything.
お金はすべてではない。(代名詞)



He was the first to arrive.
彼は最初に到着した人だ。(数詞)



Who is upstairs?
誰が上の階にいるの?(副詞)



She is with her friends.
彼女は友達と一緒にいる。(前置詞句)



She seems to be ill.
彼女は病気のようだ。(不定詞)



Seeing is believing.
目に見えるのは事実だ。(動名詞)



This is what they need.
これが彼らの必要なもの。(追文)



連結動詞で注意すべき点

連結動詞の後に副詞をつけて述語を作る

➖✔➖


連結動詞の後に使うのは通常、形容詞。
副詞ではなく形容詞をつけて述語を作る。

基本的に副詞は使えない。
✖:Her English is very well. — 彼女は英語が上手。(wellをgoodに変更する)
✖:Be carefully. — 気をつけて。(carefullyをcarefulに変更する)
✖:The soup tastes nicely. — このスープはおいしい。(nicelyをniceに変更する)

しかし、連結動詞の後に副詞をつけて述語を作ることもある。

in on off
out away behind
up down over
through around round
below inside outside

などの少数の副詞。

here there upstairs
downstairs

などの少数の場所や方位を表す副詞に限られる。

Mother wasn’t in last night.
母は昨夜家にいなかった。



The meeting was over at six.
会議は6時に終わる。



Come along.The taxi is outside.
さあ、タクシーは外で待っている。



Mother is downstairs waiting for us.
母は階下で私たちを待っている。



連結動詞の後に続く不定詞

連結動詞beの後 — 状況に応じて自由に不定詞を繋げ、述語を作ることができる

Our dream is to be a scientist.
私たちの夢は科学者になること。



All We could do were to wait.
私たちにできることは待つことだけでした。



Our plan were to go from New York to Paris.
ニューヨークからパリに行く予定。



We were to have seen Mr Liam.
私たちはリアムさんに会いに行くつもりだった。



All they have to do is to listen.
彼らがしなければならないのは聞くことだけ。



「seem/appear/get/grow/come」などの連結動詞の後 — 不定詞to beを繋げ、述語を作ることができる

➖✔➖

連結動詞として使えるものは意外と多くあり、

seem appear prove
continue turn out get
grow come

などの連結動詞の後 — 不定詞「to be」を繋げ、述語を作ることができる

He always seems to be sad.
彼はいつも悲しそうに見える。



Our advice proved to be wrong.
私たちのアドバイスは間違っていることが判明しました。



He appears to have many friends.
彼には友達がたくさんいるようだ。



The weather turned out to be fine.
天気は結果的によかった。



Circumstances continue to be favorable.
状況は依然として有利である。



She has grown to like studying English.
彼女はだんだん英語の勉強が好きになってきた。



The man seemed to be ill.
この人は病気のようだ。



The plan proved to be useful.
この計画は有用であることを証明している。



Liam appears to know this.
リアムはそれを知っているようだ。



使う不定詞が「to be」であれば、通常は省略することができる。ただし、その後に述語形容詞が続く場合「to be」は省略するべきではない。
「to be」で終わる場合は読み間違うことはまずないが、形容詞が続く場合「to be」を省略してしまうと
「The man seemed ill.」
のようにあるべきでない場所に、唐突に形容詞が出てきたようになり読み間違いしやすくなる。

連結動詞look後に「to be」を受けるかどうかについては考え方がいくつかある。
だが、現代英語では「to be」を受けることが基本的になっている。

「sound/smell/feel/taste/become」などの連結動詞の後 — 通常は不定詞を使うことができない

✖:These oranges taste to be good.(to beは除く)
✖:The roses smell to be nice.(to beは除く)

ある連結動詞の後に続く従属節 — 不定詞で書き換えられる

It seems that he’s right. == He seems to be right.
彼は正しいようだ。



It appears that they have made a mistake. == They appear to have made a mistake.
彼らは間違っているようだ。



連結動詞の分類

状態の連結動詞

➖✔➖


「主語の状態や性質(どうなっているか)」を表す。
be動詞のみ。

He is always like that.
彼はいつもそう。



We are used to going about alone.
私たちは一人で行くことに慣れている。



These shoes are too tight for us.
この靴は私たちには小さすぎる。



持続の連結動詞

➖✔➖


「ある状態や性質を維持」する。

keep remain stay
rest lie stand

などがある。

We hope you’ll keep fit.
元気でいてほしい。



She always kept silent at meeting.
彼女は会議中はいつも黙っていた。



The door remained closed.
ドアはまだ閉まっている。



They can remain friends.
彼らは友達であり続けることができる。



Please stay seated.
座り続けてね。



She stayed single.
彼女はまだ独身だ。



印象の連結動詞

➖✔➖


「ように見える」を表す。

seem appear look

などがある。

She looks tired.
彼女は疲れているように見える。



She seems (to be) quite happy.
彼女は楽しそうだ。



The doctor seemed very capable.
あの医者はなかなかやり手のようだ。



She appeared quite well.
彼女はかなり元気そうに見える。



She appeared taken aback.
彼女は驚いたようだ。



He appeared perplexed.
彼は困惑しているように見える。



感覚の連結動詞

➖✔➖


「何かをして感じる」を表す。

feel(触って感じて) smell(匂い)
sound(聞こえて) taste(食べて)

などがある。

This kind of cloth feels very soft.
この布は触ってみると柔らかい。



She looks honest,but actually she’s a rogue.
彼女はおとなしそうに見えるが、実は悪党だ。



You all look alike to us.
皆さんは私たちに似ています。



Everybody feels contented.
誰もが満足している。



Ice feels cold.
氷は冷たく感じる。



Silk feels soft and smooth.
シルクは触ってみると柔らかくて滑らかだ。



It sounds a good idea.
これはいい考えに聞こえる。



This food tastes good.
この料理はおいしい。



変化の連結動詞

➖✔➖


「主語の状態や性質が変化(どうなったか)」を表す。

become grow turn
fall get go
come run

がある。

She became mad after that.
それ以来、彼女は気が狂った。



Emma had grown thinner and thinner.
エマはますますやせてきた。



Her cold was growing worse.
彼女の風邪はますますひどくなってきた。



He’s growing fat.
彼は太っている。



She’s grown used to it.
彼女はこれに慣れている。



When he saw this,he turned red.
彼はこれを見て顔が赤くなった。



Her hair turned grey in a few weeks.
数週間で彼女の髪は白くなった。



The milk will soon turn sour.
牛乳はすぐに酸っぱくなる。



Several people fell ill,victims of blood poisoning.
数人が病気になり、敗血症の犠牲者になった。



They get wiser as they get old.
年を取るにつれて、彼らも少し賢くなった。



our hair has gone quite white!
私たちの髪は真っ白になった!



He went pale at the news.
このニュースを聞いて、彼は顔色が青白くなった。



When I mentioned it to her she went red.
私が彼女にこのことを話したとき、彼女は顔を赤くした。



She went mad.
彼女は気が狂った。



The children must not go hungry.
子供たちは飢えてはいけない。



終止の連結動詞

➖✔➖


物事がどんな結果・結論に至ったかを表す。

prove(証明) turn out(結果・証明)

などがある。

Her story proved false.
彼女の言ったことはもともとうそだった。



Her advice proved sound.
彼女の忠告は正しいことを証明した。



Our intuition turned out to be correct.
私たちの直感は正しいことを証明した。



変化を表す連結動詞をもう少し詳しく

becomeとgetについて

➖✔➖


becomeとget — 主に人の一時的な心身の変化や永久的な自然の変化を指す。

「become/get」+「angry/famous/fat/ill/old/well/deaf/strong」
「怒る・有名になる・太る・病気になる・年を取る・全快する・耳が聞こえなくなる・強くなる」。

becomeとgetは天気の変化や社会の傾向を指す。

It’s 「becoming/getting」 「cold/dark/cloudy/etc」.
日がだんだん寒くなってきた



Divorce is 「becoming/getting」 more common.
離婚はますます一般的になってきた。



goとcome

➖✔➖

  • go — 人や物事の強いものから弱いものへ、良いものから悪いものへの変化を指す。
  • come — 良いものへの変化を指す。

go 「bald/deaf/insane」 — 頭が禿げる、耳が聞こえなくなる、気が狂うなど。

goは基本的に「old、tired、ill」などとは併用されない。この場合は他の連結動詞が使われる。

  • 「grow/get」 old — 古くなる。
  • 「get/feel」 tired — 疲労する。
  • 「fall/become」 「ill/sick」 — 病気になる。

goの後の形容詞が表す結果は、個別の組み合わせにおいても現状を示す。

  • go hungry — 飢え
  • go naked — 裸

comeは良い方向に変化することを示すほか、よく見られる組み合わせがある。

  • come untied — 解ける
  • come loose — 緩くなる
  • come undone — 緩くなる

The meat’s 「 gone off/gone bad 」.
肉の味が(変わる・悪くなる・腐る)。



The radio’s gone wrong.
ラジオが故障した。



His wish came true.
彼の願いは叶った。



Everything came right.
万事順調だ。



goはturnと同じ使い方で「人や物事・色の変色」にも使用できる。

He 「went/turned 」 blue with cold.
彼は寒さで顔色が青くなった。



The rotten meat 「went/turned 」 green.
この腐った肉は青くなった。



grow

➖✔➖


grow — 徐々に変化し、変化を強調する過程を表す。

It began to grow dark.
だんだん暗くなってきた。



The sea is growing calm.
海が穏やかになってきた。



The environmental problem is growing serious.
環境問題が深刻化している。



不定詞・名詞・前置詞句を使う文

➖✔➖


上に挙げた連結動詞は通常、形容詞を繋げて述語を作る。
「不定詞・名詞・前置詞句」を使うことができるものもある。

  • 「come/get/grow」の後 — 不定詞
  • 「become/turn」の後 — 名詞
  • 「get/grow」の後 — 前置詞句

としても使うことができる。

They’ll soon grow to like her.
彼らはすぐに彼女のことが好きになる。



It’s becoming a serious problem.
深刻な問題になっている。



The little plant grew into a tree.
苗が木になった。



We went out of fashion years ago.
私たちは何年も前に時代遅れになりました。



turnの後に名詞を使う場合、予期せぬ変化を表すことが多い。
名詞の前には無冠詞を使用する。

She turned writer after she graduated from a medical college.
彼女は医学部を卒業して作家になった。



She became a writer after graduating from college.
彼女は医学部を卒業して作家になった。



比べると、

  • turn — 無冠詞(以外にも。医者になるものだと思っていた)
  • become — 不定冠詞「a」が付く(予想の範囲内)。
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