所有格「’s」の基本的な使い分け

所有格「’s」の基本的な構成方法

children’s books
児童図書
yesterday’s paper
昨日の新聞

girls’ school
女子校
the Smiths’ car
スミスさんの家の乗用車

語尾付き「s」の単数名詞には「’s」を付ける。

the boss’s plan
ボスの計画
the hostess’s worry
女主人の心配

Charles’ novels
チャールズの小説
Adams’s job
アダムスの仕事

語尾が付いていない「s」が歯擦音で終わる者は、一律に「’s」を付ける。

Marx’s works
マルクスの著作

「’s」は2つに分けられる

それぞれの関係を表す場合、それぞれの並列名詞の後に「’s」をつける。
共通の関係を表す場合、最後の名詞の後に「’s」をつけるだけ。

Liam’s and Noah’s rooms
リアムとノア（それぞれ）の部屋
Liam and Noah’s room
リアムとノア（共同）の部屋

➖✔➖

「’s」の所有格は主に生物に使用。時には無生物にも使用することがある。
無生物名詞

tomorrow’s weather
明日の天気
three days’ journey
3日間の旅

ten minutes’ break == a ten-minute break
10分間の休憩

Japan’s policy
日本の政策
the city’s population
この町の人口

the majority’s view
多人数の見方
the government’s policy
政府の政策

the station’s rest-room
駅のトイレ
the newspaper’s editorial technique
この新聞の編集技術

a mile’s distance
1マイルの距離
ten dollar’s value
10ドルの価値

形容詞に変換されたハイフンを含む度量衡の場合、所有格は使用できない。

three-minute walk — three minutes’ walk
3分の道のり

the moon’s rays
月光
the earth’s surface
地球の表面

a stone’s throw
一矢報いる
at one’s wit’s end
窮地に追い込まれる
at arm’s length
片腕の距離で
out of harm’s way
安全な場所で

所有名詞は必ずしも所有権を示すとは限らず、時には何か他のものを意味することもある。

a doctor’s degree in medicine
医学の博士号
children’s hospital
小児病院

Mr Noah’s arrival
ノア氏の到着

adult’s education
成人教育