「名詞 + by + 名詞」
✔✔
「名詞 + by + 名詞」の使い方。
byの前後の2つの名詞は全く同じ。その前には限定詞は一切使われない。その意味を重ねて強調するような使い方が基本。
「名詞 + after + 名詞」が主語、目的語、副詞として使用できるのとは異なり、「名詞 + by + 名詞」のような構文は文の中で主に副詞として使用されている。
「Day by day — 日に日に/bit by bit — 少しずつ」など「意味を重ねて強調」以外にもっと柔軟に使われる場合がある。
主な意味と構文
基本
Day by day she became weaker.
彼女の体は日に日に弱っている。
彼女の体は日に日に弱っている。
The bridge was taken down piece by piece.
橋は一部一部取り壊された。
橋は一部一部取り壊された。
They skied down the slope one by one.
彼らは次々と山の斜面から滑り落ちた。
彼らは次々と山の斜面から滑り落ちた。
She assembled the model aircraft bit by bit.
彼女は飛行機の模型を少しずつ組み立てた。
彼女は飛行機の模型を少しずつ組み立てた。
We climbed the steep mountain inch by inch.
私たちは少しずつその険しい山に登った。
私たちは少しずつその険しい山に登った。
Little by little,she became used to her new family.
彼女は少しずつ自身の新しい家族に慣れてきた。
彼女は少しずつ自身の新しい家族に慣れてきた。
There’s a lot to learn,so they’ll do it step by step.
学ぶべきことがたくさんあるので、彼らは一歩一歩こなしていく。
学ぶべきことがたくさんあるので、彼らは一歩一歩こなしていく。
柔軟に使われる
Week by week Liam grew a little stronger.
1週間ごとにリアムはもっと丈夫になった。
1週間ごとにリアムはもっと丈夫になった。
Year by year our affection for each other grew stronger.
年を重ねるにつれて、私たちのお互いへの愛はますます強くなってきた。
年を重ねるにつれて、私たちのお互いへの愛はますます強くなってきた。
The police are building up a picture of the incident stage by stage.
警察はその事件の経緯を徐々に把握している。
警察はその事件の経緯を徐々に把握している。
組み合わせた語によって意味が決定する
The children came in three by three.
子供たちは三人ずつ入ってきた。
子供たちは三人ずつ入ってきた。
「day by day」と「day after day」の違い
✔✔
どちらも「一日一日」などの意味を表す。
- 「day by day」は絶え間ない過程を指し、徐々に変化していることを強調。
- 「day after day」は繰り返し起こる行為を示し、持続時間の長さを強調。
- day by dayは文の中で通常副詞として使用。
- day after dayは副詞として使われるほか、主語や目的語としても使われる。
Things are getting worse day by day.
状況は日に日に悪化している。
状況は日に日に悪化している。
Day by day she learnt more about her job.
彼女はますます自身の仕事を知ってきた。
彼女はますます自身の仕事を知ってきた。
Day after day went by,and still no message arrived.
一日一日が過ぎて、ずっとニュースがない。
一日一日が過ぎて、ずっとニュースがない。
Day after day Liam waited in vain for her to telephone him.
来る日も来る日も、リアムは無駄に彼女の電話を待っていた。
来る日も来る日も、リアムは無駄に彼女の電話を待っていた。
「year by year」と「year after year」も違いがある
It’s always the same,year after year.
毎年いつも同じ。
毎年いつも同じ。
Things are getting worse year by year.
状況は年々悪化している。
状況は年々悪化している。
慣用句を作る基本的な組み合わせ
✔✔
慣用句を作る「名詞 + by + 名詞」
特殊な慣用句で「意味を重ねて強調」のように考えられない。
「side by side」
「並ぶ」「肩を並べる」
Old and young marched side by side.
老若男女が並んで行進した。
老若男女が並んで行進した。
We hung the three pictures side by side.
私たちは3枚の絵を並べて掛けている。
私たちは3枚の絵を並べて掛けている。
Let’s put them side by side for comparison.
並べて比較してみよう。
並べて比較してみよう。
The students stood side by side for the graduation photo.
生徒たちは卒業写真のために並んで立っていた。
生徒たちは卒業写真のために並んで立っていた。
「肩を並べる」「支え合う」
They stand side by side with you in this dispute.
彼らはこの論争であなたと並んで立っている。
彼らはこの論争であなたと並んで立っている。
「並行して動作する」「無事である」
Different traditions coexist successfully side by side.
異なる伝統が調和して共存している。
異なる伝統が調和して共存している。
The three communities exist happily side by side.
3つのコミュニティが共存し幸せに暮らしている。
3つのコミュニティが共存し幸せに暮らしている。
「名詞 + after + 名詞」
✔✔
「名詞 + after + 名詞」の使い方
afterの前後の2つの名詞は全く同じ。その前には限定詞は一切使われない。その意味を重ねて繰り返すような使い方が基本。だが、具体的な文脈によって意味の変化に合わせる。
主な意味と構文
基本
The rain fell day after day.
雨は一日また一日と降り続いている。
雨は一日また一日と降り続いている。
Week after week the drought continued.
干ばつは何週間も続いた。
干ばつは何週間も続いた。
Prices continue to rise month after year.
ここ数年、価格は上昇し続けている。
ここ数年、価格は上昇し続けている。
a salesperson in a store were catching the same kids stealing time after time.
店の店員は何度も何度も子供たちが盗むるのを捕まえていた。
店の店員は何度も何度も子供たちが盗むるのを捕まえていた。
柔軟に使われる
We will get a perfect result time after time if we follow these instructions.
これらの使い方の説明に従うと毎回最適な効果が得られる。
これらの使い方の説明に従うと毎回最適な効果が得られる。
「名詞 + after + 名詞」の構文機能
主語として使用
Wave after wave of aircraft passed overhead.
何度も何度も飛行機が上空をかすめた。
何度も何度も飛行機が上空をかすめた。
Day after day went by,and still no happy news arrived.
来る日も来る日も、嬉しい知らせは届かない。
来る日も来る日も、嬉しい知らせは届かない。