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不定詞の「意味上の主語」 — 主語の人物ではない「実行者」の客観的な状況・称賛や批判を表す。「It + be + 形容詞 + 「for + 人/of + 人」 + to do」

不定詞
➖✔➖


不定詞とその句は独自の目的語と副詞を持つこともできる。

不定詞には文法上明確で直接的な主語はなく、不定詞の意味は動作となる。
この動作は必ず実行者によって行われなければならない。

意味上の主語になる実行者の基本的な形式は次のとおり。

  • 「It + be + 形容詞 + for + 人 + to do」 — (for + 人)が(to不定詞)するのは(形容詞)だ
  • 「It + be + 形容詞 + of + 人 + to do」 — (to不定詞)するとは(of + 人)は(形容詞)だ
It is so nice for you to come back home.
あなたが家に帰ってきてくれてとてもうれしい。



It is very kind of her to buy us a pair of new shoes.
私たちに新しい靴を買ってくれて彼女はとても親切。



不定詞で使う「態」

➖✔➖


不定詞の「意味上の主語」が不定詞によって表される動作の受け手である場合、不定詞は基本的に受動態形式を用いなければならない。

It’s a great honour to be invited to Emma’s birthday party.
エマの誕生日パーティーに招待されたことは大きな名誉。(不定詞を主語とする受動態)




to be invitedは招待されている

It was impossible for lost time to be made up.
失われた時間を埋め合わせることは不可能だ。(不定詞を主語とする)



We wish to be sent to work in the country.
私たちはその国で働くために送られることを望む。(不定詞目的語)



Can you tell us which is the car to be repaired?
修理する車を教えていただける?(限定詞としての不定詞)



Liam went to the hospital to be examined.
リアムは診察を受けるために病院に行った。



There are still many things 「to take care of/to be taken care of」.
まだ気をつけるべきことがたくさんある。(There be構文では、主語を修飾する不定詞は受動態でも能動態でもよい。)



しかし、次の形式では意味が異なる場合がある。

There is nothing to do now.
今は何もすることはない。



We have nothing to do now.
今は何もすることはない。



There is nothing to be done now.
今やるべきことは何もない。



We can do nothing now.
今は何もできない。



不定詞で使う「時制」

現在形

➖✔➖


基本的な現在形で表す動詞 — 述語動詞が表す動作と同時に発生することがある。述語動詞の動作の後に発生することもある。

She seems to know this.
彼女はこれを知っているよう。



We hope to see you again. == We hope that We’ll see you again.
またお会いしたいと思う。



完了形

➖✔➖


動作 — 述語動詞が示す動作の前に発生する。

I’m sorry to have given you so much trouble.She seems to have caught a cold.
大変お手数をおかけして申し訳ない。彼女は風邪をひいてしまったよう。



進行形

➖✔➖


動作 — 進行していることを示す。述語動詞が表す動作と同時に発生する。

She seems to be eating something.
彼女は何かを食べているよう。



完了進行形

➖✔➖


基本的に感情の後にto doを追加。「疑問詞 + 不定詞構文」の疑問詞で未来を表す。
「who/what/which/where/whether/how」に不定詞を続けて不定詞句を形成。
文中で主語、目的語、述語として使用できる。

Emma is known to have been wreaking on the problem for many years.
エマは長年この問題に取り組んできたことが知られている。(不定詞は文の中で間接目的語)



When to leave for London has not been decided yet.
いつロンドンに向けて出発するかはまだ決まっていない。(不定詞は文の中で主語)



Mr.Liam didn’t know whether to leave or stay there.
リアム氏はそこに去るべきかそこにとどまるべきかわからなかった。(不定詞は文の中で目的語)



I asked Professor Liam how to learn English well.
私はリアム教授に英語を上手に学ぶ方法を尋ねた。(不定詞は文の中で直接目的語)



The question was where to get the medicine needed.
問題は必要な薬をどこで手に入れるかだ。(不定詞文中の述語の疑問詞+不定詞部分は、対応する従属節形式に変換することができる。)



「When we shall leave~/how I could learn~」の構文でよく使われる動詞
単語 意味
consider 考える
decide 決める
discover ディスカバー
explain 説明する
find out 見つけてね
forget 忘れる
hear 聞く
know 知る
lea rn 学ぶ
observe 見る
understand 分かる
wonder 不思議

不定詞が主語の場合 — 文の述語動詞は単数を常用。

➖✔➖


その位置は以下の2種類がある

文頭に不定詞を置く

To get there by bike will take us half an hour.
そこに自転車で行くには30分かかる。



itを形式主語とし真主語の後に不定詞を置く

It+be+名詞+to do

It’s my duty to take good care of the old.
高齢者の世話をするのは私の義務。



It takes 人+some time+to do

How long did it take you to finish the work?
その仕事を終えるのにどのくらいかかったか?



It+be+形容詞+for 人+to do

It is difficult for me to finish writing the composition in a quarter of an hour.
15分で作文を書き終えるのは難しい。



It is stupid of you to write down everything that the teacher says.
先生の言うことを全部書き留めるなんて、あなたはばかだ。



It seems/appears+形容詞+to do

It seemed impossible to save money.
お金を貯めることは不可能に思えた。



この文型でよく使われる形容詞

客観的な状況を表す形容詞
単語 意味
difficult 難しい
easy 簡単
hard 難しい
important 重要
impossible 不可能
necessary 必要
称賛や批判を表す形容詞
単語 意味
careless 不注意
clever 頭がいい
good 良い
foolish 馬鹿げた
honest 本音
kind 親切
lazy 怠惰
nice 良い
right
silly 馬鹿な
stupid バカ
wise 賢い

がよく使われる。

不定詞の前の人物はその不定詞の意味上の主語と見なすことができる。
この構文は「人+is+形容詞+to do」構文に相当する場合がある。

It’s kind of you to help us with our English. == You are kind to help me with our English.
私たちの英語を手伝ってくれてありがとう。



意味上の主語を使う例文

for+人

It’s easy for me to do that.
私がやるのは簡単すぎる



It’s so nice for me to hear your voice.
あなたの声を聞くことができてとてもうれしい。



It’s necessary for you to lock the car when you do not use it.
車を使わないときは、車をロックする必要がある。



for+人に使う形容詞
単語 意味
easy 簡単
difficult 難しい
hard 難しい
important 重要
possible 可能
impossible 不可能
comfortable 快適
necessary 必要
better より良い
the first 最初
the next 次の
the last 最後
the best 最高の
too much 過度に
too little 少なすぎる
not enough 十分でない

of+人

It’s very kind of him to help us.
彼は私たちを助けてくれて、彼は本当によかった。



It was silly of me to believe him.
私は本当に愚かで、意外にも彼を信じた。



It seemed selfish of her not to give them anything.
彼女は彼女らに何も与えない、これはあまりにも利己的に見える。



of+人に使う形容詞
単語 意味
Kind 親切
nice 良い
stupid バカ
rude 失礼
clever 頭がいい
foolish 馬鹿げた
thoughtful 思慮深い
thoughtless 思慮のない
brave 勇敢
considerate 思いやりのある
silly 馬鹿な
selfish 自己中
  • 他の連結動詞look、appearなどもこの文型に用いることができる。
  • 文の成分として不定詞を用いる場合、動詞は単数形を用いる。
  • 不定詞が主語である文中に別の不定詞がある場合、主語は述語として使用される

It is~to~の文型は使えない。
✖:It is to believe to see.
○:To see is to believe.

意味の異なる動名詞と不定詞

➖✔➖


動名詞は、

  • 状態
  • 自然
  • 心の状態
  • 抽象的な
  • 頻繁

を表す。

不定詞は、

  • 目的
  • 結果
  • 理由
  • 具体的な
  • 一度だけ起こること

を表す。
不定詞または動名詞は基本的に同じ意味で使われる。
不定詞と動名詞で意味の異なる11の動詞がある(多くはないがtoの持つ未来の意味とingの持つ過去の意味で違う意味を持つもの)

stop to do — これから始めることのために今やっていることをやめる stop doing — 今までやってきたことをやめた
forget to do — するのを忘れる forget doing — したことを忘れる
remember to do — することを覚えている/忘れずにする remember doing — したことを覚えている
regret to do — 残念ながらする regret doing — したことを後悔する
cease to do — しなくなる cease doing — することをやめる
try to do — しようとする try doing — 実質にしてみる
go on to do — 続けて/次にする go on doing — し続ける
afraid to do — 怖くてできない afraid of doing — するのが怖い
interested to do — これからそれをやることに興味がある interested in doing — 過去にやったことがあるけどそれに興味がある
mean to do — するつもり mean doing — することを意味する/することになる
begin/start to do — 動作の始まりに重点を置いてし始める begin/start doing — 動作の継続に重点を置いてし始める
need to do — することが必要 need doing — されることが必要
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