多くの出稼ぎ労働者にとって家主は見知らぬ人。
家主は彼らの生活の中で最もなじみのある見知らぬ人にならなければならない。
賃貸住宅に数年住んでいると様々な経験をし様々な家主さんと出会う。
うるさい家主もいればおしゃべりな家主もいるし、都度値上げをする家主もいる。
同情する家主もいて心温まるし家主の良し悪しは私たちの人生そのもの。
周さんという24歳の男性の話。
卒業後広州で一生懸命働いていた。
出稼ぎに来て家主のおばさんに会った。おばさんは暖かくて寛大な人。
若者の生活が楽ではないのを見て彼女はあまり請求しなかった。月額1700元で周さんに部屋を貸した。
平日は家主のおばさんが周さんの面倒をよく見て話を聞いてくれる。困っていることや助けが必要かどうか聞いてくる。
おばさんの思いやりと熱意に直面して周さんはとても感謝していた。
最近広州の疫病が深刻になり周さんは仕事に行くことができず、自宅で待機するしかない。
仕事ができないということは収入がなくなるということ。
ポケットに入っているわずかな貯金を見て本当に不安になった。
現在の生活は大変で周さんは家主のおばさんに家賃を減額または免除できないか相談しようと考える。
家主のおばさんは彼を手厚く世話してくれたので、恥ずかしくて交渉できなかった。
しばらくの間苦労し、周さんはなんとか家賃をかき集め1700元を大家のおばさんに振り込んだ。
しかし家主のおばさんはすぐにお金を回収せず代わりに周さんの現在の状況を心配。
周さんの収入がまったくないことを知ったとき親切なおばさんは家賃を受け取りすぐに500元返金した。
家主のおばさんが送ってきた手紙読んで周さんは目の奥が熱くなり暖かいものが彼の心に押し寄せ目が潤った。
家主のおばさんは同世代の親の子供の困難を理解できると感じている。
特別に困難な時期、特に勤勉な若者にとっては生活が非常に困難。
家賃を下げることはしない。周さんに食事をごちそうするだけ。
周さんは家主のおばさんがとても理解があり合理的であるのを見てとても感動。
インターネットにこの経験を投稿し感謝の意を示したところネットユーザの注目を集めることに。
人と人との信頼関係は相互のもの。
仲良くなる過程でお互いに誠実に接し善意を維持することができる。
どんなに寒い冬でも厳しい寒さはいずれ過ぎ去る。冷酷だと感じる時期もあるが世界には真の愛がある。