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仮定法 — 「もし~だったら、~するのに」。現実的にあり得るかどうかで「仮定か一般」形式を使うかが変わる。条件文と主文が指す時制が一致しない複雑な仮定条件文

仮定法

仮定法 — 「もし~だったら、~するのに」と現在の状況とは違う話をする

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英語には

  • 陳述の語調
  • 命令の語調
  • 仮定の語調

の3つがある。(「疑問の語調」を含めて4種類に分ける専門家もいる。3種類の場合は「疑問の語調」は「陳述の語調」の中に含める)。

それぞれ

  • 陳述の語調 — 事実の陳述、意見や問題の提出など
  • 命令の語調 — 要求、命令、警告など
  • 仮定の語調 — 仮定または主観的な願望

を表す。

仮定または主観的な願望を示す「仮定の語調」について書き留める。

She is honest.
彼女は誠実だ。(陳述の語調)



Don’t be late next time.
今度は遅刻しないで。(命令の語調)



If We were you We wouldn’t go.
もし私たちがあなただったら、行かない。(仮定の語調)



We wish We had a lot of money.
お金がたくさんあればいいのに。(仮定の語調)



仮定条件付き「もし~だったら」を示す仮定法

現実の条件文と非現実の条件文

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条件文には現実の条件文と非現実(仮定)条件文の2種類がある。

  • 現実の条件文 — 発生する可能性が高い仮定を表す
  • 非現実の条件文 — 通常、「現実に反する仮定・発生する可能性が低い仮定」を表す。事実とは「反対・起こり得ない」

の2種類。

  • 現実に発生する可能性が高い — 陳述の語調(一般文)。
  • 現実に発生する可能性が低い — 仮定の語調(仮定法を用いた文)。

と使い分けることが大切。

If We have time,We will go with them.
もし私たちに時間があれば、彼らと一緒に行く。(陳述の語調)



If We were you,We would go with them.
もし私たちがあなただったら、彼らと一緒に行く。(仮定の語調)



仮定条件文の3つの基本タイプ

現在の事実と逆 — 条件従属節の述語は過去形(beは通常、were)を用いる。

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主文の述語は「should(would/could/might) + 動詞の原形」を用いる

If you took a taxi,you’d get there quicker.
タクシーで行けば、早くそこに着くことができる。(でもあなたは乗らない)



If We knew her number We could ring her up.
もし私たちが彼女の電話番号を知っていたら、彼女に電話することができる。(残念ながら知らなかった)



過去の事実と逆 — 条件従属節の述語は過去完了形(had + 過去分詞)を用いる。

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主文の述語は「should(would/could/might) + have + 過去分詞」を用いる。

If We’d left sooner,We’d have been on time.
もし私たちが早く出発したら、時間通りに着いた。(でも私たちは出発が遅すぎた)



If they had found him earlier they could have saved his life.
もし彼らが早く彼を見つけたら、彼を救うことができた。(残念ながら彼らは彼を見つけるのが遅すぎた)



未来の事実と逆 — 条件従属節の述語は過去形(beは通常、were)を用いる。

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主文の述語は「should(would/could/might) + 動詞の原形」を用いる

If she went,would you go too?
もし彼女が行くなら、あなたも行くの?(たぶん彼女は行かない)



If We asked her,We’re sure she’d help us.
もし私たちが彼女に要求すれば、彼女は私たちを助けてくれるに違いない。(でも私たちはそうするつもりはない)



主文の述語のshouldは主に一人称の後に使用
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「would/might/could」の大まかな違い

  • would — 結果
  • might — 可能性
  • could — 能力、許容または可能性

を表す。

「would/might/could」の意味の比較:

If they tried again they would succeed.
もう一度やってみると、成功する。(would形式で結果)



If they tried again they might succeed.
もう一度やってみたら、成功するかもしれない。(might形式で可能)



If they tried again they could succeed.
もう一度やってみれば、成功するだろう。(could形式で能力)



条件従属節の述語動詞が「be」
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主語が単数であろうと複数であろうと通常「were」を用いる。

口語やカジュアルなスタイルにおける単数の第一人称と第三人称の後には「was」も使用することがある。
「If I were you」のような述語では通常「were」を用いるのが望ましい。

条件従属節はwouldで希望を表すことがある
If she would live on with me,I would be her better half.
もし彼女が私と一緒に暮らしてくれるなら、私は彼女の良き片割れになるだろう。



未来の事実と反対の場合に注意するポイント
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仮定法の未来における条件従属節の述語は過去形のほかに

  • 「should + 動詞の原形」(可能性は極めて小さく、よく「万一」と訳される)
  • 「were to + 動詞の原形」(未来の事実と相反する仮定を表す)

を用いることもある。

条件従属節が「should + 動詞の原形」のような述語を使用する場合、主文の述語は

  • 「should(would/could/might) + 動詞の原形」のような仮定の語調のほか、
  • 陳述の語調や命令の語調

も使用できる。

If it should rain tomorrow,don’t expect us.
もし明日雨が降ったら、私たちを待たないでね。



We should see him,We’ll tell him.
もし私たちが彼に会ったら、私たちは彼に教える。



複雑な時制を示す仮定条件文

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複雑な時制を示す仮定条件文とは、条件文と主文が指す時制が一致しないこと。

  • 条件文が過去を指し
  • 主文が「現在・未来」を指している

場合、具体的な文脈の状況に基づいて上記の3つの基本タイプを組み合わせて時制を調整しなければならない。

If it had rained last night,the ground would be wet now.
昨夜雨が降ったら、今は地面が濡れている。



They would be much better now if they had taken my advice.
私のアドバイスを受け入れていたら、彼らは今もっと良くなっただろう。



条件従属節に「if I were~」を使う場合 — 現在も過去も指すことができる。

If We were you,We would go.
もし私たちがあなただったら行く。



If We were not busy,We would have come.
もし私たちが忙しくなければ、とっくに来ていた。



「if I had been you」も過去を表すことができる。

If We had been you,We’d have taken the job.
私たちがあなたなら、その仕事を引き受ける。



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