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「定冠詞・不定冠詞・無冠詞」 — 冠詞の使い分け。「a/an(不定冠詞)とthe(定冠詞)」は話し手と聞き手との間で理解し特定出来ているかで分ける

基本
➖✔➖


英語には「a/an/the」の3種類の冠詞がある。それ以外に無冠詞と呼ぶ冠詞をつけない形がある。
これらの冠詞は名詞の前で使われる。
冠詞自体は単独では使えず、話し手と聞き手との物の状態を示すため使われる。
名詞そのものの意味を表すために使われることはない。

  • 「a/an」 — 不定冠詞と呼ばれる。話し手と聞き手との間で初めて登場し特定できないものに使用。
  • 「the」 — 定冠詞と呼ばれる。話し手と聞き手との間ですでに理解し合っている特定のなにかについて話をするとき使用。

無冠詞は何もつけない冠詞と考え、

  • 可算名詞の複数形(bananas、cars)
  • 不可算名詞 (air,fire,water)
  • 固有名詞(特定の人、物、国、場所)

に使われる。
数量も性質も特定されず数えられず、誰もが一般的に知っている人、物、国などに使用。

There構文はまだ相手が知らない情報を伝えるもの。
There is後に続く冠詞は原則として不定冠詞「a」を使わなくてはならない。

冠詞の位置

➖✔➖


不定冠詞は多くの場合、名詞または名詞修飾語の前につける

「such/ what/ many/ half」の形容詞の後に配置

I have never seen such an animal.
私はそのような動物を見たことがありません。
Many a man is fit for the job.
多くの男性がその仕事に適しています。

名詞の前にある形容詞が副詞によって修飾されている場合、不定冠詞は形容詞の後に配置

使われる副詞
単語 意味
as として
so だから
too
how どう
however しかし
enough 十分

It is as pleasant a day as I have ever spent.
今まで過ごしたのと同じくらい楽しい一日です。
So short a time.
とても短い時間です。
Too long a distance.
距離が長すぎます。

「quite/rather」は単数形名詞と組み合わされる。冠詞はその後に置かれる。

➖✔➖


「rather/quite」の前に形容詞が残っている場合、冠詞は前後に配置される可能性がある。

there are both Japanese and american to use it quite a lot.
日本人とアメリカ人の両方がかなり多く使う。
he is rather an old man.
彼はかなりの老人。
she is rather a tragic case.
彼女はかなり悲劇的なケース。

「as/though」によって導かれた語句が形容詞修飾される名詞である場合、冠詞は形容詞の後

Brave a man though he is,he trembles at the sight of snakes.
彼は勇敢な男だが、蛇を見ると震える。

名詞が比較の形容詞によって修飾されている場合、不定冠詞は比較形容詞の後に配置される。

冠詞の位置を決定

➖✔➖


冠詞は通常、名詞または名詞修飾語の前にあるが、

単語 意味
all すべての
both 両方とも
double 2倍
half 半分
twice 二度
three times 三回

などの単語がある場合、名詞との間に配置される。

All the students in the class went out.
クラスの生徒はみんな外出中です。

不定冠詞の用法

➖✔➖


英語の冠詞には、定冠詞と不定冠詞と無冠詞の3種類がある。
不定冠詞a(an) — 数詞oneと同じ源であり1という意味。

  • a — 子音前
  • an — 母音前

に用いられる。

oneを意味し誰かまたは何か — a certainを意味

A Mr. Liam is waiting for you.
リアムさんがあなたを待っています。

人または物のカテゴリを表す

A scissors is a tool for cutting with.
はさみは切断するための道具。
Emma is an engineer.
エマはエンジニア。

フレーズやイディオム

フレーズやイディオム
単語 意味
a little ちょっと
a few 2、3 の
a lot たくさん
a type of の種類の1つ
a pile 積みあがる
a great many 非常に多く
many a 多くの
as a rule 原則として
in a hurry あわてて
in a minute すぐに
in a word 一言で言えば
in a short while しばらくして
after a while しばらくして
have a cold 風邪をひく
have a try 試してみてください
keep an eye on 目が離せない
all of a sudden 突然

定冠詞の用法

➖✔➖


定冠詞theは指示代名詞「this/that」と相同であり「それ」という意味を持つ。
名詞と連係し特定の人や物を表す。

お互いに理解する人または物を意味

Take the medicine.
薬を飲んだ。(お互いになんの薬か知っている)
He bought a house. I’ve been to the house twice.
彼は家を買った。私はその家に二度行ったことがある。

世界でユニーク(唯一)なもの

単語 意味
the sun 太陽
the sky
the moon
the earth 地球

単数形名詞の修飾は種類を表す

形容詞または分詞と組み合わさって人の状態・クラスを表す

単語 意味
the fox
the rich リッチな人
the living 生者
the dollar ドル

前文や形容詞の最上級、形容詞「only/very/same」などの前に使用

Where do you live? I live on the second floor.
どこに住んでるの?私は2階に住んでいます。
That’s the very thing I’ve been looking for.
まさに私が探していたものです。

複数名詞との併用は、グループ全体を指す

They are the teachers of this school.
彼らはこの学校の先生です。(教師全員)
They are teachers of this school.
彼らはこの学校の先生です。(一部の教師)

身体の部分を表す名詞に使用

She caught me by the shoulder .
彼女は私の肩をつかんだ。

特定の一般的な名詞からなる国名、グループ、クラス、海や砂漠、その他の固有名詞の前に使用

単語 意味
the United States 米国
the People’s Republic of China 中華人民共和国
the Black Sea 黒海
the Amazon アマゾン

楽器を表す名詞に使用

She plays the violin .
彼女はバイオリンが弾けます。

姓の複数の名詞に使い、家族を表す

the Greens
グリーンズ家

フレーズで使用

単語 意味
in the day 日中
in the morning 午前中
in the afternoon 午後
in the evening 夕方
the day after tomorrow 明後日
the day before 前日
yesterday 昨日
the next morning 翌朝
in the sky 空で
in the water 水の中で
in the field 野原で
in the country 国で
in the dark 暗闇の中で
in the rain 雨の中で
in the distance 遠くで
in the middle of の途中で
in the end 最後に
on the whole ちなみに
by the way 全体として
go to the theatre 劇場に行く

他にも数え切れないほどある。

無冠詞の使用

➖✔➖

無冠詞と呼ぶ冠詞をつけない形がある。何もつけない冠詞と考え、

  • 可算名詞の複数形(bananas、cars)
  • 不可算名詞 (air,fire,water)
  • 固有名詞(特定の人、物、国、場所)

に使用。
数量も性質も特定されず数えられず、誰もが一般的に知っている人、物、国などに使用。

冠詞を追加しない名詞をカテゴリーごとに分類

国名、人の名前

I wanto to come back to England.
イギリスに帰りたい。
I wanto to go to Brazil
ブラジルに行きたい
I wanto to see Steve Jobs.
スティーブ・ジョブズに会いたい。

人間や物事のクラスを表す複数の名詞

They are teachers.
彼らは教師です。

一般的な概念を表す抽象名詞

Failure is the mother of success.
失敗は成功の母である。

物質名詞で数量ではなく一般的な概念を表す場合。特定の意味を表す場合は追加することもある

Man cannot live without water.
人は水から離れて生きられない。

季節、月、休日、日付、週などの時間を表す名詞

We go to school from Monday to Friday.
月曜日から金曜日まで授業があります。

役職の名詞

The guards took the American to General Lee.
兵士たちはアメリカ人をリー将軍に送った。

3食の食事、ボールスポーツ、レクリエーションスポーツの名前

have breakfast
朝食をとる
play chess
チェスをする
play basketball
バスケットボールをする

2つ以上の名詞が併用されるとき、多くの場合、冠詞を省く

I can’t write without pen or pencil.
私はペンと鉛筆なしでは書けない。

列車などの交通手段と連動してbyが1つの方法を表す

by bus
バスで
by train
電車で

場所ではなく、目的の場所で行われる内容を示す場合、基本的に冠詞を使用しない

➖✔➖

単語 意味
school 学校
college カレッジ
prison 監獄
market 市場
hospital 病院
bed ベッド
table テーブル
class クラス
town 都市
church 教会
court 裁判所

などは前置詞の直後に置かれ、その名詞の深い意味を表す(その場所で行われることに重点)。

go to hospital.
病院に行きます。(医者に診てもらうため)

単純に建物に行く場合、theをつける。
go to the hospital.
病院に行きます(医者に診てもらうのではなく、建物としての病院にいく)

冠詞を使用しない序数単語。

➖✔➖


前置詞(in the race)は副詞
He came first in the race.
彼はレースで最初に来ました。
固定語句で

単語 意味
at the first 最初に
first of all 最初です
from first to last 最初から最後まで

冠詞と形容詞+名詞

両方とも冠詞を持っている形容詞は、異なる2つのものを表す

He raises a black and a white cat.
彼は黒猫と白猫を飼っている。
The black and the white cats are hers.
この黒猫も白猫も彼のもの。

後者の形容詞に冠詞がない場合、1つの同じものを指す

He raises a black and white cat.
彼は黒色と白色の混ざった猫を育てている。

方角

➖✔➖


前置詞と方角が並んでいる場合や、指す方角にある特定の地域を指す場合は定冠詞のtheを使い大文字で表す。
「the North/ the South/ the East/ the West」。

特定の場所はなく単に方向や場所を指す場合は無冠詞で小文字で表す。
「north/ south/east/west」。

動詞と並んでいる場合も無冠詞。

The South is hotter than the North.
南のほうが北より暖かい。
Look to north and you will see the mountain.
北を見れば、山が見える。
They went north.
彼らは北に行った。

There構文

➖✔➖


There is後に続く冠詞は原則として不定冠詞「a」でなくてはならない。
There構文はまだ相手が知らない情報を伝えるもの。
定冠詞を含めて、名詞を限定する「the/this/that/my/our/their」などの「ものを限定するような単語(限定詞)」は使えない。

共通の認識でない新情報を伝える

➖✔➖


○:「There is a cat on the roof.」は問題ないが、
✖:「There is the cat on the roof.」は使えない。

theをつけることで話し手と聞き手との間にすでに共通の認識である猫になり、新情報とはならない。

共通の認識である猫について話す時は、
「The cat is on the roof.」とThere構文は使わず表現する。

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