アルコールワイプ
75%の医療用アルコールと温水を25~30%の濃度で混ぜて使用。病人の皮膚を柔らかくゆっくりと拭く。
拭き取る部分は「首・わきの下・鼠径部・窩」などの血管が豊富な部分。手のひらや足の裏も拭き取といいかも。
熱をすばやく放散するため数回繰り返し拭く。
熱を下げるためのアルコールワイプ — アルコール蒸発の原理を使用。
アルコールが蒸発後に体温を吸収する冷却現象が発生することを利用したもの。
アルコール濃度が高すぎると肌に刺激を与えたり表皮から水分を多く失ったりする可能性があるので注意が必要。
冷湿布
病人は湿った冷たいタオルを使用して「手首・額・ふくらはぎ」に置くと効果的。
冷湿布に使用するタオルは温度が上がるとすぐに取り替える。体温が下がるまでこの動作を繰り返す。
布製の袋に氷を入れて額にあてることも心地良く、熱を下げることも期待できる。
お湯に足を浸す
お湯に足を浸すと血行が促進され不快感が和らぐ。
療養中、起きているのも辛くて座って足を浸していられない人も多い。
病人の気持ちを一番に考えて行うか決めよう。
十分な水分
熱を出すと体は極度の水分不足の状態になる。
体に十分な水分があれば「体温を調節し・発汗させ・熱を下げ」より効果的に。
水分不足の状態では体もよりだるく感じるので定期的に補給し多めに飲むぐらいがいい。