「約・ぐらい」を表す。通常は数詞の前で使用される
about — 前置詞・副詞として使用。「約・ぐらい」という意味。
これは21ドルぐらいかかる。
彼女は8時ごろ到着する。
動詞「know/hear/speak」などの後の前置詞
「of/about」 — 似た意味に感じるが、示す意味に差がある。
- hear of — 「『誰か・何か』の存在について聞く(~について「名前・何か」を「知っている・聞いたことがある・耳にする」)。その人や物事そのものについて聞いたことがあることを表す。
- hear about — 「『誰か・何か』について聞く(~について「内容を知っている・詳しく話を聞く」)。さらに関連することを知っているかどうかを表す。
彼女についてはいくつか聞いたことがあるが、個人的には知らない。
彼女のことは聞いたことがあるが、彼女のことは何も知らない。
リアムは彼女を知っている。
リアムは彼女のような人がいることを知っている。
リアムは彼女のことについて知っている。
be about to(do) — 「間もなく・すぐに」を意味する。
「be about to」は時間を表す特定の副詞(soon/tomorrow/immediately)などと一緒には使用されない。
私はちょうど愛知へ出発しようとしているところだ。
✖:She is about to leave here tomorrow.
「be about to」は並列接続詞when(このとき)と共に使用することができる。
私たちがベッドに入って寝ようとしたところ、電話のベルが突然鳴った。
私たちは敗北を認めるつもりはない。
「about/on」はいずれも「について」を表すことができる
- about — 主に一般的または非公式に何かを話すことを指す。その話の内容も比較的普通。
- on — 何かをより体系的または理論的に議論することを指す。議論の内容はより形式的(フォーマル)・厳粛。
「about/on」比較:
彼女は数学の著作を書いている。
彼女はこの学校について報告した。
それは鳥について論じた本だ。(学術著作かもしれない)
それは鳥に関する本。(子供が読むための鳥に関する物語の本かもしれない)
いくつかの他動詞・自動詞の後の「前置詞about」の付け間違いに注意
- 自動詞の後 — 「前置詞about」を付け忘れる
- 他動詞の後 — 「前置詞about」を誤ってつける
に注意。
complain | discuss | consider |
doubt | explain | report |
などがある。
○:She has nothing to complain about,does she?
彼女は何も不満はなかったろう。(この文のaboutの意味上の目的語はnothing)
あることに不満を言う時、complainは自動詞。
前置詞「about/of」をつなぐ。
その後に目的語として「名詞・代名詞」が続く必要がある。
✖:They’ll discuss about it as soon as possible.
○:They’ll discuss it as soon as possible.
彼らはできるだけ早くこの件について議論する。
discuss(討論)は他動詞。
その後に目的語が続き、前置詞は必要ない。
同様に、
- 「consider 物」と言うが — 「consider about 物」とは言わない。
- 「doubt 物」と言うが — 「doubt about 物」とは言わない。
- 「explain 物」と言うが — 「explain about 物」とは言わない。
- 「report 物」と言うが — 「report about 物」とは言わない。