関係詞は省略できる場合がある。これは
- 制限的な形容詞従属節に限られる。
- 非制限的な形容詞従属節では関係詞は省略できない。
関係代名詞を目的語とする場合の省略
関係代名詞「who/whom/which」とthatが形容詞従属節において「動詞の目的語または前置詞が文末にあるときの前置詞の目的語」として使用される場合 — 省略することができる。
何か欲しいものはあるの?
さっき彼らと話した人は誰?
関係代名詞を述語として使用する際の省略
関係代名詞thatが形容詞従属節で述語として使用される場合 — 省略することができる。
Japan is not the country (that) it was.
日本はもう過去の日本ではない。(thatは述語)
関係代名詞を目的語の補語として使用する際の省略
関係代名詞thatが形容詞従属節で目的語の補語として使用される場合 — 省略することができる。
We’re not the madman (that) you thought us.
私たちはあなたが思っている狂人ではない。(thatは目的語の補語として)
関係副詞whenの省略
時の副詞として使用。関係副詞whenは通常省略することはできないが特殊な場合があり、
「day/year/time」など少数の語に用いられた後に省略することができる(thatに置き換えてもよい)。
その年に私たちは初めて外国に行った。
彼らが会った日は永遠に忘れられない。
関係副詞whereの省略
場所の副詞として使用される。関係副詞whereは通常省略できないが特殊な場合があり、
「place/somewhere/anywhere/everywhere/nowhere」の少数の語に使用された場合に省略できる(thatにも置き換えられる)。
これが私たちが昨日会った場所。
1時間横になれる場所はあるの?
関係副詞whyの省略
関係副詞whyは通常the reason後の形容詞従属節にのみ使用される。
通常は「thatまたはfor which」に置き換えられ、いずれも省略されてもよい。
これが彼女が来た理由だ。
私があなたを助けるべき理由を挙げてね。